癌と大往生

誰もが分かっていることなのですが、
「人はいつ死ぬのか」
「どのような死に方をするのか」分からないのです。
私も大病を経験しましたので、病院で寝たきりになる辛さや、手術後の身体のえらさが分かります。
妻からもどのようにして欲しいのかと尋ねられますが、その時はこうして欲しいと思うのですが、明日になればまた私の気持ちも変わるかもしれません。
人生どこにも安心があるし、心配の種があります。
どこまでいったら安心があるのか、どこまで行ったら心配がなくなるのか涯しないのです。
だとしたらどのような死に方をしようと、それをただ受け入れるでいいのではありませんか。
　それでは残された家族が困る！。
イエイエ、私が倒れても、また死んでしまっても、家族が最適なことをしてくれるものです。
私がいなくても困ることは有りません。
野田さんや谷垣さんが政治生命を無くされても、日本と言う国はちゃんと存在するのと同じように。
　願わくば、どこへどう変化しても自分というものをとり乱さない、隙間のない自分を持っていたいですね。

私は、この本を買いました。洗脳されました。
大往生したいからではないのです。
いかに死ぬかを模索している中で「読んでみたいな」と思ったからです。
読んで良かったと思いました。
とても気が楽になりました。
家族には「救急車を呼ぶな」と言ってあります。
とは言っても、多分呼ばれちゃうでしょうね。

あくまでも個人の死生観かと思います、周囲にガンの手術後に抗がん剤を拒否通常の生活を送れるように選択した方、又は食道がんの宣告を受けても手術に依る快復の可能性を見極める方等他人が介入せずとも自身で選択するものだと思います。
高齢になれば必ず遭遇するであろう場面、私は診断を受け入れ体にメスを入れることなく終末を迎えます、
一番自然で楽だと信じてます。

さて、何から書いて良いのやら。
父は２月に９５で南無阿弥陀仏を唱えながら旅立たせてやりました。
父は９０を前に喉頭癌と診察されました。
医者はこの喉頭癌の手術じたいは自信はあるのだが　手術に体力が持つのか　この年代は初めてなので最後まで体力が持つか判断に自信が持てないと。
私は大変な重圧を感じました。
ファミリーで話し合っても　とてもまとまるものではありません。
結果　私一任で手術の判断をしました。
手術は成功しました。
長い病院生活（３ヶ月）。
家に帰っても辛かったと思う。
結局　手術は　親戚　近所から後ろ指さされない為の自己満足。
今思うこと。
どのようになったら　どうしてほしいと常々 ファミリーに言い伝えてほしいと言う事です。
苦しむ事の無きよう安楽死法案を早期に・・・・。

癌にもいろいろ有るようですから、其の種類と、罹患した場所次第ではないでしょうか。

確かにそんな気がします。
日本人が長生きをする様になたのは最近事、その為に癌の発病が目立つようになったのではと思います。
治療するから痛みや嘔吐が出ると云うのは何と無く納得します。
人間は元々痛みに対して感覚が薄れていく特徴があります。
（怪我や骨折した時に皆さんも経験してると思います）
治療せず放置すれば痛みが無くなると云うわけです。