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ペンネーム:ピースさん

「永遠の0」への評価・感想について

[本・雑誌]

百田尚樹氏の小説「永遠の0」を読んで泣きました。
300万部を超える大ベストセラーですが、一方では酷評の声もあります。
史実のねつ造だとか、戦争賛美だとか。
戦争賛美と酷評している人の中にはアニメ監督の宮崎駿もいます。 宮崎作の「風立ちぬ」よりも人気が出た腹いせでしょうか。

私自身は「永遠の0」の小説を読み映画を観ました。 映画も良かったです。
小説も映画も、国のために死ぬことが美しいとも、殺し合いがカッコいいとも言っていませんし、特攻隊をヒーロー化してもいません。

この作品は、戦争の時代に生まれてしまったことで大切な人達と別れねばならない苦しみや悲しみをベースに、仲間の死や自分に迫りくる死への恐怖を押し殺さなければならなかった時代が過去にあったことを描き、戦争がもたらす悲しみの数と平和の尊さを感じさせるものと感じました。

感性は人それぞれだと思いますが、この小説や映画に戦争賛美の匂いを感じた方がもしいらっしゃるとしたら、どういう点が良くないのかご意見を伺わせて下さい。
また、良い感想も伺いたいです。

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回答 6件

ペンネーム:ヒィさん

>最後に主人公が笑ったところ
テクニックを駆使して、敵艦に突っ込むのが嬉しそうにもとれました。
自分に課せられた任務すなわち命を以て敵国にダメージを与えることを全うする瞬間であったからではないか。
↑   ↑
私には、これだけは違うように感じられます。
原作も映画も両方見ました。
戦争賛美では決してないと思います。

最後の笑い、、あれは、笑ってはいますが、泣き笑いにも見えました。
絶対に、こんなバカな戦争では死ねない。帰ってくるといいながら、結局は、運命には逆らえずに特攻死をすることになった。
今までの色々な思いが入り混じり、これまでの出来事が一気に溢れ、後は、頼むぞというような、、あの顔にさせたのだと解釈してます。

ペンネーム:ピースさん

相談者
コメントありがとうございます。

ヒィさんのご回答の冒頭4行については、回答者のタカさんや私の感想の一部抜粋ですが、私たちは戦争賛美を感じているとは全く申しておりません。

映画「永遠の0」は、まるでモナリザの微笑みのごとく、観るものに様々な想像をかきたたせる素敵な作品だと思います。

ペンネーム:ガタガタさん

原作に感動しました。
あまりに 良くできていたので 映画でがっかりしたくなくて 映画はまだ見てません。

日本の特撮は、ちゃちいのでみるのが怖い


小説では 最後に 主人公のそうじゅうする 戦闘機が海上スレスレに 追尾飛ぶ様 辺り しびれました
彼にしかできない 高度な技術

多くの若者が死んでいった 話が 戦争賛美とは
残念な言いがかりです

組織の中で 一兵卒ができる 一兵卒を主人公にした
永遠の0 は今までにない 切り口の物語です

あのやくざは ゲイっぽく小説で書かれてたけど
映画ではどう変わったんだろうか?
底も知りたいな〜

アメリカ視線もある小説だから ハリウッドで映画化してほしいな〜
(特撮がリアルになるから)

ペンネーム:ピースさん

相談者
コメントありがとうございます。

映画ではVFXが用いられており、戦闘機や戦艦はリアル度が高いですよ。

やくざさんは・・・  見てのお楽しみです!

ペンネーム:タカさん

戦後の昭和27年生まれです、正月に映画を見に行き泣いてきました。

私の感想としては戦争賛美でも反戦でも無く、むしろ淡々と描いているように感じました。いろいろ伏線も張ってあったりで純粋に楽しめました。ぜひとも小説も読んでみるつもりです。

私自身も3年前に母を亡くした時に手続きの中で、9歳上の姉の戸籍の父親は知らない人だったり、父親の方には異母姉がいたことを知り驚いたことがありました。
そのような話は一度も聞かされませんでしたが、戦争中に悲しい別離や秘めておきたい出来事等もあったのかなと、今は察するばかりです。

(ネタバレ注意)
一点違和感があったのが、最後に主人公が笑ったところかな、最も自分の教え子たちを見送らないですむということと、後事は書き置きに認めて託したという安堵からと介錯すれば違和感は無いのですが、テクニックを駆使して、敵艦に突っ込むのが嬉しそうにもとれました。

その他で戦争賛美ととれるような描写は感じませんでしたが、強いて言えば零戦賛美=戦争の道具賛美=戦争賛美と考える人はいるかもしれませんね。

ペンネーム:ピースさん

相談者
コメントありがとうございます。

>最後に主人公が笑ったところ

私も観終わって最後の表情の意味を考えました。
そして思ったことは、戦争の中で自分に課せられた任務すなわち命を以て敵国にダメージを与えることを全うする瞬間であったからではないかと。
最後の出撃前まで、宮部は生きて帰ることに執着しながらも、部下(教え子)が命がけで米軍機に体当たりして自分を守ろうとしたことや次々に仲間が命を失っていくことに悩み迷い消耗していましたが、部下に対して愛する妻子のこれからのサポートを託すことで、軍人として迷いをふっきったのではないでしょうか。

ペンネーム:タカさん

全体の流れから見て監督さんの意図は言われるような介錯と思いますが、あの画面を見た時の感触が安堵・安心よりニヤリに近い笑いにも見えたので、あえて書かせて頂きました。

なんでも反戦・反戦と唱える方々にとって、ヒロイズム、格好良い死に方は戦争賛美に通じることになるかもしれませんね?

原作を読めば違った面も見えてくるのでしょう(^0^)

ペンネーム:ピースさん

相談者
>なんでも反戦・反戦と唱える方々にとって、ヒロイズム、格好良い死に方は戦争賛美に通じることになるかもしれません

そう思います。

私的には、「永遠の0」にはヒーローがいない、そこにあったのは家族のために生きて帰りたかった戦闘機乗りの避けられない死と悲しみである、と感じましたが、敵が驚くテクニックで砲撃をかわし敵艦につっこんでいく姿が格好良いではないか、けしからん! と叫ぶ人もいるでしょうね。

ペンネーム:エイガさん

一人の優秀な零戦飛行教官の心の揺らぎ、変化を中心に据えたドラマのように感じました。
戦争賛美には、全く見えません。
もっと、ドラマチックに戦争の悲惨さ、特攻青年達の苦悩を描けば良かったと思います。もっと反戦映画であってもよいのにと思いました。
(映画のみ鑑賞)
66才 男

ペンネーム:ピースさん

相談者
コメントありがとうございます。

>一人の優秀な零戦飛行教官の心の揺らぎ、変化を中心に据えたドラマのように感じました。
戦争賛美には、全く見えません。

ですよね。

ペンネーム:ワケシリさん

これは戦争批判というか、戦争を冷静にとらえた作品だと思います。もし賛美という人がいたらどうにかしてるんだと思いますね。自分の周りではそんな声は聞こえませんが。。

先に映画を見ましたが、あとで原作を読んだ後での感想でも、あの原作で作るとあれ以上の作り方はないだろうと思えるほど完成度は高かったですね。

なぜ日本が戦争に負けたかを冷静に分析されていて、副読本にしてもいいくらいな一冊ですね。

ペンネーム:ピースさん

相談者
コメントありがとうございます。

そうですよね。
可哀想というセンチメンタルなムードを誘うのではなく、戦争に負けていく日本軍の上層部の愚かさを冷静に描き、それに従わざるをえなかった「時代」を今の私達は繰り返してはならないという気持ちにさせますよね。

朝日新聞で小説家の石田衣良が、永遠の0や空飛ぶ広報室等の小説を「右傾化エンタメ」と評したのですが、さすが朝日ですね。

ペンネーム:ライアンさん

原作は読んでいませんが映画は観てきました。

泣きました。。が
う〜ん、戦争賛美は感じませんでしたが
なんかこう、ベタすぎるっていうか。

映画のつくりとしては
「プライベートライアン」の方が良かった。

原作が素晴らしいということなので読んでみたいと思いました。

ペンネーム:ピースさん

相談者
コメントありがとうございます。

やはり戦争賛美は感じさせませんよねえ。
小説にもう少し忠実だとベタさが薄まったかもしれませんが。
それでも良い映画だと思いました。

「プライベートライアン」は衝撃的なシーンと展開で、心がずっしりと重たくなりました。 すごい映画でしたね。

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