ただモルタルを均しただけではクラックが入りますよ。
そのモルタルも、セメントが多いほど乾燥収縮が多く割れやすく、少なすぎると強度不足で、外力によって割れやすくなります。
一般的には1m3のモルタルには400kg程度のセメントを入れ、尚且つ混ぜる水は最小限 1m3当たり180kg程度以下にするように練り上げます。
結構割れにくいモルタルを練り上げるのは面倒ですよ。
具体的には 水セメント比とか、再骨材率とか、セメントの種類高炉セメントとか、電化セメントとか、土木建築界ではセメントを使用した建材コンクリートの割れをいかに少なくするか?が永遠のテーマみたいになっています。
適当に混ぜ合わせて均せば完了というのは、素人のことであって、金銭を受け取るプロの仕事ではないと思います。
一般には上に述べた配合計画で練り合わせて、出来たモルタルの中に割れ防止に金網状のラス筋とか、厚みが8cm位採れれば細い鉄筋4mm〜6mmを入れて、尚且つクラックの発生する場所を予測し、そこには伸縮目地を施します。
数量がごく少量で土間の凹みを埋める程度であれば、私ならハツリ取った周囲のものと同じ材料、アスファルト道路なら深さ5cm程度に掘り下げ、切り口を取り合い部分を一直線に切りそろえ、アスファルトで補修します。
土木建築は道具さえあれば誰でも施工が出来ますが、品質管理には十分な専門知識が必要です。裁判になれば、当該部分の施工補修費15万円也を差し引く・・・くらいでしょうか?