安倍首相は、日本を本当に防衛する気があるのでしょうか?
安倍首相は、最近よく「国民の命と安全な暮らしを守るためには」と言いますが、
それならば、なぜ
日本中に点在する原発の防衛の事は放っておくのでしょうか?
聞くところによれば、日本の原発は全くの無防備だそうです。
驚く事に、原発の警備というのは警察の管轄なんだそうで、自衛隊は全く関与していないんだそうです。
しかも、原発を警備している警察官は専任の警備部隊ではなく、他の任務と兼任で原発警備に就いているそうですし、その能力はせいぜい反対派のデモを阻止する程度のお粗末なものだそうです。
安倍首相は、日本の安全保障環境が厳しさを増していると説明する中で、「北朝鮮の数百発もの弾道ミサイルは日本の大半を射程に入れています」と、言ってますし
原潜やミサイルなどを多数保有する中国の台頭を名指しして法整備の必要性を強調しています。
もしそうだとしたら、自衛隊の海外展開など考える前に
まず真っ先に、無防備で放置されている国内の原発の防衛を考えなければいけないのではないでしょうか?
もしもの時、自衛隊が原発を防衛できなければ、「国民の命と平和な暮らしを守り抜く」ことは無理なのではないのでしょうか?
ちなみに、アメリカの原発警備は軍隊ではないものの、軍隊と同じレベルの装備をした専任の部隊が警備をしていて、核や放射能の知識も豊富で、非常時にはその警備部隊が原発の停止やコントロールを行うことも出来るそうです。
日本の体制とは雲泥の差ですね。
福島原発の惨状を経験した日本だからこそ、安全保障を考えたり、その法整備をするというのなら、真っ先に原発の防衛を考えるべきでしょうし、絶対に忘れてはいけない事なのではないでしょうか?
それなのに
安倍首相は、自衛隊の海外展開にはとても熱心な様に見受けられますが、原発の防衛の方は、なぜあんなにも無関心なのでしょうか?
どなたか、教えていただけないでしょうか。
ペンネーム:アンポさん
>原子炉建屋は、ミサイル攻撃にも耐え得る設計になってます。<
以前に原子炉建屋の設計者自身が
「日本の原子炉の原子炉建屋は経済性を優先するようにして建てられています、なので、屋根は自身の重量に耐えるように設計されているだけです。もしも屋根の上で爆発が起これば屋根が崩壊して、直下にある使用済み燃料プールへ落下する危険が大です。」
と、話していました。
逆にお聞きしますが、原子炉建屋がミサイルにも耐え得る設計になっているという情報はどこからのものでしょうか?
そして、日本原子力防護システムについてもお聞きしますが、日本原子力防護システムの防護員は武装していますか?
とんな武器を装備しているのでしょうか?
海外と違って、日本の民間人や民間会社が武器を持つことが許されているのでしょうか?
もしも持っていないとすれば、素手でどうやって防御するというのでしょうね?
元々、外部からの攻撃などを全く想定しないで造られている日本の原子炉施設と、素手の警備会社に警備員の取り合わせでは
張子の虎の方がまだマシかもしれませんよ。
ペンネーム:ウサギさん
他のいい加減な情報ではなく、自ら基本設計に従事しました。
ミサイル攻撃のシュミレーションもして、検証しています。
>>>日本原子力防護・・・
警備員は特殊警棒を携帯して一次防護を担当、その先は警察庁から派遣常駐の原子力関連施設警戒隊が対応します、SATT並みの装備です。
ところで・・・
私の質問には答えていませんね、たいへん失礼に思っています。
ペンネーム:アンポさん
お答えします。
東芝の原発技術者であった小倉志郎さんといえば、福一の建設に際して、原子炉系の機器のエンジニアリングに携わった人です。
小倉さんは、『季刊リプレーザ』という雑誌(第3号、リプレーザ社、2007年夏号)に山田太郎の筆名で「原発を並べて自衛戦争はできない」という卓抜なタイトルの論文を書いて、次のように述べました。
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「まず、一番先に知っておいてほしいことは、原発の設計条件に、武力攻撃を受けても安全でなければならない、などということは入っていないということである。
現在ある商業用原発55基は、いかに発電コストを小さくできるのかという経済性を最優先で設計されているから、武力攻撃を受けた場合、どうなるかは少なくとも設計上はわかっていない。
肝心の原子炉が停止の後に行わねばならない冷却は、武力攻撃を受けた場合にできるのだろうか。
(冷却系システムの)多くは、原子炉建屋の外の補機建屋、あるいは屋外にむき出しで置かれているものも多い。
屋外にあるこれらの機器は、小さな通常爆弾でほとんどが破壊されるか、機能停止に至るであろうし、補機建屋などは、危機を風雨から護る目的で、武力攻撃に対する強度などはもっていない。
原子炉建屋内の使用済み核燃料の貯蔵プールはどうなるであろうか。
燃料プールは、原子炉建屋の最上階にある、つまり燃料プールの上には、建屋の天井があるのみである。
この天井は、その上に機械を設置しないので、天井自体の重さを支える強度しかない。つまりごく小さな通常爆弾に対しても無防備と言ってよいであろう。
別のほとんど防御不可能な攻撃は、巡航ミサイルによる原発への攻撃である。これはレーダーに検知されない低空で飛んでくるもので、防ぎようがない。
自爆を覚悟すれば、ジェット戦闘機によっても巡航ミサイル的効果を得ることは可能である。
仮想敵国の兵士が「自爆」を覚悟するほどの憎しみを日本に対して持つとすれば、こういう攻撃も可能性を否定できない。
最後に、次のことをおぼえておいてください。
原発にたいする武力攻撃には、軍事力などでは護れないこと。したがって日本の海岸に並ぶ原発は、仮想敵(国)が引き金を握った核兵器であること。
ひとたび原発が武力攻撃を受けたら、日本の土地は永久に人が住めない土地になり、再び人が住めるように戻る可能性はない」と