兄のモラハラの対処について

厳しいことを言うようですが、この問題の完全な終結は、御父様、お母様、そして貴女の嫌っていらっしゃるお兄様がお亡くなりになった後だと思われます。

家族は依存しあって生きてゆくものというポリシーの方々はこういう泥沼に入ってしまうと、老齢家族だと益々思考の方向転換はかなり難しくなります。

私も兄が亡くなるまで貴女とほとんど同じ経験を繰り返し、合理的な考えの私は家族間のトラブルは他人を交えて！という考えを思いつき何度も警察を呼んだ経験があります。

しかし、逆に警察の方から「貴女はすでに家族を持っているでしょ、ならばそちらを大事になさい。火中の栗を拾うのはもうやめた方がいいですよ！！」と諭され、初めて目が覚めました。

御父様、お母様、そしてお兄様はすでに人間関係が確立しておりお兄様が裸の王様として君臨している儚（はかな）い名ばかりの家族なのです。そして、ご両親はそれに対し劣等感を持ち、世間体を気にしてそれに固執し、お兄様の更生などという考えなどお兄様が小さい時から持とうとしなかったはずです。むしろ、貴女の方がお兄様に対し、表面は憎しみに包まれたはいますが、真に兄弟としての愛情をお持ちなのだと思います。

『二人ともこのまま一生帰ってくんな！　親子の縁も兄弟の縁もきれば　せいせいする！』。。と仰ったお兄様こそ、自分自身が実家を出て自立した生活をすべきなのです。

古くからの日本（と言っても、江戸時代は都会など独身所帯が多く、大家族を重んじる傾向はこの百数十年ほどと聞いていますよ）の利害関係を重きにおく家族制度を利用し、うまい汁を吸いつつ力の弱くなった家族を疎むお兄様は人間としては幼いままなのです。

どうか、暫くこの問題から心身とも離れて、貴女自身の人生を健康に築く時間を今まで以上に多く持たれ、御自身をもっと高めて頂きたいと思います。

私の兄は６２歳で心筋梗塞で亡くなり、その後母は９４歳の長寿を全ういたしました。お互い利用し合った人生でしたが、母の方がこれほど生きたのは我が儘な兄へのひょっとした最後の待ち望んだ復讐なのかもしれませんね＾＾

どうか、貴女自身の生活を大事に、心地よい環境を作られますよう祈っております。

お父様が老健にいらっしゃるとのこと、一安心ですね。

さて、私は高齢者施設で働いておりますが、高齢者の虐待のガイドラインには、暴力だけではなく暴言、無視、ネグレクトも含まれています。
居住地の包括に相談されても良いと思いますよ。

↓は、東京都のものですが、ご参考まで

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/zaishien/gyakutai/about/

お読みになって、これだ！と思われるのでしたら、包括に虐待の件で相談なさっても良いかと存じます。
虐待をされている高齢者を保護するために特養入所もありますから、相談される価値はあると思いますよ。

今日の、読○新聞３面の下に「家族という病｝」って本
紹介されている通り

家族って深刻な正体がわかるよ。

お兄様を変えようとするのは、難しいと思います。
「人は変えられない、変えられるのは自分だ」です。

あなたにとって、大切なことはなんですか？大切な人は誰ですか？？
お父様は老健に無事入所されて、まずはひと安心。
あなたは会いに行かなければ済むことです。
残る問題は、お母様のことだけですね？？

お兄様のモラハラに耐えてでも、会いに行かれるか？
お母様をお引き取りになられるか？？
それともお母様とは、外で待ち合わせてお会いになるか？？

暴力であれば「死」に直結しますから、警察・役所も動いてくれますが
言葉の暴力は「離婚の理由」「家を出る理由」にはなっても
簡単に、警察とかは動いてはくれないと思います。

あなたが、人権擁護の会にお話を聞きに行って、理解を深めるのはご自由ですが、
そこに、お兄様や、お母様を向かわせることはかなり難しいですし、
逆に刺激して、お母様の立場が悪くなるようですと困りますね。

お兄様がおとなしく変わるとも思えませんし
あなたがどぅアクションするかは、あなたの決意一つです。
あなたのアクションで、お兄様が変わることはあり得ると思いますが、
良い方向か、悪い方向かはわかりませんし、
まずは、お母様、あなたの心身の安全、平和を願って、考えてください。

たぶん、父親との子供の頃、行き違いがあったのでしょう。もしかすると星一徹張りの厳しい父上だったのかと他人には思えてしまいます。お兄さんがそんな言動をとると言うことは何らかの原因があるはずです。聞いてみましたか？親にそんなことをするのは本人もどこかで心の闇を抱え込んでるはずです。非難するより、話を聞いてみることをお薦めします。お兄様も逆に辛いのではないかと思います。