その場の雰囲気の詳細までは分かりませんが、この程度であればお礼の言葉だけでもよかったとは思います、まして、ツアー代金にチップも含まれている…というのであれば、チップを考える必要もないはずです。ですが、上げたいと思うなら、それは自由です。…というわけで、よくある光景、好感も不快感も感じません。
チップの渡し方、この場合の「降りる時手を握りあった時チップを渡す」のはよく使われる方法。ことに少額のコインの場合ではよく使われます。
これと似た方法として次のようなのもあります。たとえばナイトクラブなどの場合、通常はエスコートする男性の側がよく使う方法ですが、出迎えてくれた支配人はかならずテーブルに案内してくれるはずです。その際、手の中にチップのお札を軽く握りそのまま腕を下げておいから、支配人にさりげなく寄り添って「ムシュー」とか「ミスター」とか声をかけるのです。その瞬間、間違いなく手の中のお札は消えてしまいます。そして、突然支配人は進路を変えてよりステージに近い雰囲気の良い席に向かうはずです。
また、フランスをはじめ多くの国のキャフェで、以前は注文した飲み物などの代金の10%ぐらに相当する お釣り をチップとする習慣がありました。ですが、最近は、注文した品と一緒に置かれるレシートに、サービス料込み…と書かれていることが多くなりました。この場合は、当然のことながらチップは不要です。
それとひと言、昨今では、日本人も訪問国の慣習に慣れてきて、チップなどについても上手になってきました。外国人は日本人はたいてい馬鹿にしている…という書き込みもありますが、不慣れで言葉も不自由な日本からの訪問者が馬鹿にされ不愉快な目に合うことはあっても、日本人だからとて馬鹿にされたり軽蔑されるなどと言うことはまず無くなったと言えます。