仮名であれ実名で在れその人を表すことになります。
ネットの中ではアバターを使用するのが普通で、少しの安全を保障します。
実際には各SNSの登録の際に個人を特定する情報は運営に漏れてているわけで、
権力に提出を求められれば、即差し出されます。
少しの安全とは、芸能人や作家の名前が本名ではないのと、何ら変わりはありません。
SNSでは、一度名前とページを特定すれば、仮想であれそこに人格が生まれます。
インターネットの発達は、匿名性によると言えなくもなく、
実名制を導入してしまうことで、インターネットの発展を阻害するだけでなく、
「自由で開かれた公開討論の場」としてのインターネットの機能を奪いかねないことになります。
日本国憲法第21条で保障された表現の自由の制度趣旨の一つとして、
「思想の自由市場」が論じられていますが、
インターネットが、思想の自由市場ないし公開市場であるとするならば、
インターネット上での言論に「匿名性が担保されていることは」、
表現の自由の保障に大きく寄与することになるという理由も考えられます。
此処のQAにおいても、質問も回答も常にこの特定できないシステムを使う理由と考えられます。
しかし、その反面、インターネット上での悪質な犯罪行為や違法行為が顕在化しており、その原因としてインターネットの匿名性が挙げられているのも事実で、
おっしゃるような問題もこのSNSでも起きていることから、法理と道理の側面から考える必要があるのも確かです。
さりとて、日本政府出さえ、「インターネット実名制」の導入を検討し始めている状況です、でも考えてみてください、
一党独裁国家のように、国家が自由に情報を操作し、個人の発言により国家による統制生まれないかも重大な問題ではないでしょうか。
Twitterの多くの著名人は実名でつぶやいています。
実際あった話で、文化庁に、文化助成金の申請で、その人の名前の入った申請書を提出したときに担当官がその場で、
「この人はデモに参加したりしている人ですよね、多分申請は通らないと思いますよ」と言ってのけた話があります。
その役人の情報は何処から仕入れていたかは大体想像できるでしょう。
貴方は、どっちを選びます。
自由か、管理社会か。