日本の歴史文化と敬語について

　まさにＱ氏に同感の意を表明します。
日本語には、書き言葉でも話し言葉でも、俗に言われる「尊敬語」「丁寧語」
「謙譲語」があります。
これを正しく使い分けのできる日本人が何人いるのか。。。
恐らく言語学者や言葉を生業とする少数の人間だと思います。
せめて「～ます」「～です」「はい、そうです」「いいえ、ちがいます」の
丁寧語くらいは、子供に躾けるべきですね。
そして、挨拶することもです。
他社を訪問した時に、廊下に、ここは挨拶通路です、、、と掲示板が掲げていた
会社がありました。
私が、ここの社員に廊下ですれ違った時、当方が挨拶しても知らんふり。
アポのあった当人に逢ったおり、皮肉をこめて言ってやりました。
「挨拶通路ですか～なんの意味があるんですか？」と。
大人になっても、初対面の人間に対して「タメ口」でしか対話ができない
人間には、それこそ、「親の顔が見てみたい」と思います。
　他人を敬う心があれば、ご先祖様に対しても同じ。
これが、暗黙の文化の継承というものだと思います。

日本文化が崩れて行くのは、敗戦で良いことも悪いことも全てリセットしたことです。隣の中国も同じです。中国は２０００年間守った中華思想と儒教を、日本は神仏習合の日本仏教と儒教です。明治政府とその後のＧＨＱによって皆無になったことです。敬語は英語もフランス語もあります。美しかった日本語は今や何処に行ったかやです。せっかく万葉集から令和を取ったなら、学校で正しい日本語を教え、道徳では論語や武士道の現代版を上手くアレンジして教えるべきかと思います。家庭では無理です。昔の様な3代住む大家族で無いのですから。今や新しい日本文化が作られます・文化は変化していくのが走馬灯の様に見えます。

そう思います。
日本の文化は、国旗を掲揚する事でもなく、国歌を斉唱する事でもないと思います。
上皇様がおっしゃいましたが、国旗、国歌を法律で定めるのはいかがなものか・・・と。
「自分たちの国を愛するのは当然の成り行きであって、政府がそれを強要するものではないと考える」と、当時の安倍政権をやんわり批判されました。

日本の文化は自然と育まれるもので、決して国家が強制するものではあってはいけません。
食事の作法、礼節は家庭教育の範疇で、学校も行政も責任は負いません。
どんな立派な人も、箸の持ち方で育ちが分かる。
どんな偉い人でも、挨拶の仕方で教養が分かる。
今の風潮として、そのあたりを軽視していることが気になります。

総理が国民に平然とウソをつく・・・あり得ん事です。
なにが「美しい国へ」でしょう。
やっと辞めてくれて、清々しています。