こんばんは。
これ、銀行ローンに関するご質問ですよね?
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の融資の話ではないですよね?
住宅金融支援機構の融資については、詳しく無いので、割愛します。ただ理論的には同じはずですが・・・
そもそも繰り上げ弁済は、「元本について」しかやりようがありません。
繰り上げ弁済とは、その次点の融資元本を当初予定よりも早いタイミングで返済することをいいます。
ご質問者さんが、おっしゃっているのは、繰り上げ弁済後の
返済スケジュールとして、
1.月々の元利返済額を減らして、融資期間を維持する
2.月々の元利返済額を維持して、融資期間を短縮する
の2通りの対応が考えられるうち、
1.を元本返済、
2.を月のカットと行っておられるのでは?と思います。
で、その前提でお話します。
今回ご質問者さんが銀行で繰り上げ弁済をしようとしたところ、月々の返済額を減額する1.の対応ができないと銀行がいったのは、住宅の担保価値の問題だと思います。
物件の購入時期について記載がないのですが、
この1年で、急激に不動産価格は下落しました。
その結果、ほとんどの住宅ローンが担保不足の状態になっていると容易に想像できます。
その場合に、銀行側の対応としては、少しでも早期に回収を完了し、貸倒リスクを抑えたいと考えます。
月々の元利金返済額を減らすと、融資の回収期間が、維持され、貸倒リスクが無くなるまでの期間も維持されます。
近年の金融恐慌の影響で、銀行は大量の不良債権を抱えており、自己資本比率が急激に低下しています。
これが8%または4%を下回ると、銀行免許を停止され、
銀行は倒産します。
それを避ける必要があり、早期回収しか受け付けないという対応をとっているのでは無いでしょうか?
世界の信用が数十%の単位で収縮(お金が消えて無くなることです)しているので、止むを得ないことだと思います。
住宅ローンで行われることは、今のところ考えられませんが、事業資金のローンなどだと、いわゆる貸し剥がしといって、繰上げ弁済を強要するような自体が世界中で発生しています。
ずるがしこい!というご指摘は事実だと思いますが、
銀行が銀行業としてこれからも住宅ローンを維持するには、
倒産するわけには行きません。
サービスを提供し続けるための批判覚悟の対応と
ご容赦いただけると幸いです。
※私自身は、バンカーではありませんが、
近しい業務に従事しており、ご批判は、自分のことと、
非常に申し訳無い思いです。
しかしながら、今の世界情勢をご勘案いただき、
ご納得いただきたくお願いいたします。
ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん
繰り上げ返済が 月々の返済額を減らす方法を予定していたのですが、
返済月を減らす方法しかないとの事で 、銀行は その事を最初に説明を
すべきではないのかと 思います。