APS方式の一眼レフカメラについて

メーカーが「APS市場に新規投資しても売れない」と判断したからです。APSというフィルムフォーマット自体の問題や、デジタルカメラの登場などマーケティング上の理由で、ディスクカメラや110ポケットカメラのように「過去のフォーマット」になっています。

・フォーマット（フィルム上の画面サイズ）が小さく、粒状性に問題があり、ユーザーの評判が高くなかった。
・一眼レフのライン開発には、オプションや交換レンズ群など膨大な投資が必要だがそれをペイできるほどの市場が形成されなかった。
・APSは富士フイルム主導で出来上がった規格で、他の感材メーカーやカメラメーカーはあまり熱心ではなかった。
・直後にデジタルカメラが台頭してきたため、フィルムや現像代の要らないデジタルカメラに市場が移行してしまった。

おやおや、APSフィルムカメラについてお尋ねになるとは、死児が齢を数えるが如き行為でありぞっとしない、もはや35mmフィルムでさえ、都心部へ行かなければ入手できない状態であるとお答えしておく。

他の回答者の方も言ってらっしゃいますが、まずは既にフィルムカメラは過去の物で、生産中止になる物はあれど新規開発は殆ど行われていません。
唯一フィルム製造メーカーであるフジフィルムが頑張ってチョコッと造っていますが。

それとAPSですが、通常のサイズのフィルムに比べて小さい訳ですから当然銀塩の粒子が粗くなります。

記念写真はともかく、作品作りには使いづらい物でした。
となると記念写真はコンパクトデジタルで十分ですよね？

現状、一眼レフの新製品はデジタルのAPS-Cがメインですが、デジタルも３５ｍｍフルサイズに移行しつつあります。

出た時期が悪かったのがAPSだったのかもしれません。