『囚われの山』 伊東 潤(2020年)

世界登山史上最大級、百九十九人の犠牲者を出した八甲田雪中行軍遭難事件。百二十年前の痛ましき大事件に、歴史雑誌編集者の男が疑問を抱いた。すべての鍵を握るのは、白い闇に消えた、もうひとりの兵士。男は取り憑かれたように、八甲田へ向かう―。(「BOOK」データベースより)

山岳小説:ミステリー:歴史小説、それぞれの面白さを 6:3:1の比率でミックスしたサービス満点の一冊。
山岳物としては、雪山遭難の描写にたいへん迫力があります。
ミステリーとしては、現代パートの謎と歴史パートの謎をこれまたミックス。クライマックスが近づくにつれ、両方の謎がクロスオーバーして・