K-9シリーズの最新作です

以前にご紹介しました「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの第9作が昨年末に出ています。
『風の渓』 樋口昭雄 徳間文庫 740円税別
雑誌等に掲載されたものではなく、文庫のための書下ろし。

シリーズの舞台は南ア・北岳。
実在する白根御池小屋の隣に、架空の「山岳救助犬を配備した南アルプス署夏山警備派出所」を設定し、<K-9>と呼ばれる救助犬チームたちの活躍を描いています。

いろんな切り口で楽しませてくれる、本シリーズ。
今回登場するのは、引きこもりの男性が二人。
13歳の悠人は、山にきてもゲームばかりしてコミュニケーションを拒否。彼の義父は反社会構成