忘れようとしても思い出せない?

『新ちくま文学の森』の「3、人情ばなし 夢の世に心を潜め」、「6、いのちのかたち 相寄る魂 相寄る夢」、「7、愛と憎しみ 深き憂いに妙なる調べ」の三冊を、二日間で読了。
 いずれも400頁少々の本だからたいしたボリュームではない。目は文字を追っているだけで脳に刻印されていないことも多くて、少数のよい本を深く読むというのがいいのだとは思うが、いい・わるいは読んで見なければならないから循環論に陥ってしまう。
 3、6、7巻と飛んでしまっているのは、並んでいる順に取り出してしまったからだが、だいたい数字順に並べているし、本が隙間に横になっていることはあっても逆