映画 人情紙風船

7月4日21時から、「人情紙風船」を見ました。
日本映画専門チャンネルの日曜邦画劇場が、20周年1000回記念になるそうで、それにふさわしい作品として、これが選ばれたわけです。
私が生まれる一年前、昭和12年(1937年)制作公開の白黒映画。山中貞雄監督。歌舞伎の「髪結新三」をモチーフにしています。
江戸深川の長屋の住人たちの生き方を、そのまま、なぞるように描いた映画だと思います。
冒頭、長屋の一人が首つり自殺をします。
何かと口実を設けて飲みたい住人たち、このままじゃ、部屋の借り手が出ないぞと言って、大家にカネを出させ、そのお通夜の席を、つい「祝い酒」