派閥は好まない

猫派?犬派?と聞かれてもどちらの派でもないと答えるしかない。但し、猫は扶養家族の時代、家族の誰かが子猫(雌)を貰ってきて家で飼っていたことがある。寝床に入ってくることもあった。所帯を持ってからは娘が自分で世話するからと子猫(雄)を貰って来た。結局世話は死ぬまでの19年間妻がすることになった。娘の猫には病院に連れて行くため捕まえようとしたら嫌がって脛を咬まれた。傷跡はなかなか治らなかった。それでも猫をいじめたり嫌いになったりはしなかった。晩年にはおとなしくなって言うことを聞くようになった。死ぬまで自分の猫箱から部屋隅のトイレによたよたしながら自力で往復して