「花の香り」の日記一覧

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春風に髪を靡かせ街を行く

   ひらひらとハンカチの木や春の風  福澤乙  春の風天女の民話残る村  秋田直己  吹き戦ぐ春風目覚め心地よく   アロマ  仏像の胸なめらかや春の風  山野惣一郎  竹林の光と影に春の風 早崎泰江  春の風名を成す橋のゆるき反り  鈴鹿仁  野を渡り来る早春の風の色   玉置かよ子  春の風ほらえっとあれなんだっけ 塩見恵介  晩春の風の捲れりグラビア誌 松本三千夫 …

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沈丁花の香り

沈丁花折らむ傍から感じをり  山水 なんとも清涼な香りの沈丁花(じんちょうげ)がほころび始めました。 どこからともなく漂ってくる甘酸っぱい香り。 あぁ沈丁花が咲き出したなと思う、そしていよいよ春がやってきたことを知らされるものです。 そうです、金木犀の香りに秋の訪れを知り、沈丁花の香りに春到来を知るというものです。 香りのよい常緑花木の代表がこの2種といえます。 この木も昨日の椿と同…

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癒しの香りは?

台風ですっかり庭の金木犀の花が散ってしまいました。 あの甘酸っぱいような香り、大好きです。 毎年、金木犀のころになると、一番、幸せだったあのころのことを思い出し、熱いものがこみ上げてきます。 かつて怪我で2ヶ月の療養休暇をいただいたことがあります。それは仮初の専業主婦の期間でもありました。フルタイムで働いていたので家事は手抜き、育児は保育園・学童保育任せでした。  自宅療養になってからは、学…