2024年03月29日(金)01:56 会員以外にも公開 アロマ 夕桜薄靄にそっと包まれて なみなみとつがるる酒や夕桜 山田春生 米櫃の米の起伏や夕桜 深川淑枝 夕桜薄靄にそっと包まれて アロマ 透けてゐる先は浄土や夕桜 沼田巴字 考へし脳を休めん夕桜 稲畑汀子 月いまだ和紙の淡さや夕桜 手島靖一 花びらに花びらの影夕ざくら 阪上多恵子 夕餉の窓に見るかな宵桜 アロマ 飛鳥川水より暮れて夕桜 門伝史会 子の姿消えし砂場の夕桜 佐藤…
2018年03月19日(月)04:06 会員以外にも公開 アロマ 葛餅の透けて餡子の薄茶色 杉菜びつしりのつめたさに脚投げぬ 原田種茅 径 村冷えて花の夕べの蕨売 草間時彦 櫻山 杜深き八重垣の宮底冷えす 三枝正子 束の矢の冷えをあつめて花の冷え 大木あまり 火のいろに 杣呉れし山独活のこのつめたさよ 昆ふさ子 『冬桜』 来し方は挫折の多し花の冷え 木村礼子 東西に砂丘冷たき鰯曳 百合山羽公 寒雁 板間冷え鰊番屋の漁夫寝床 高澤良一 素抱 …