生肉食べて動物は食中毒は？

１１０がどう影響するかは分からないのですが。

ナショナルジオグラフィックで放映した番組で「ワニがカバの死骸を主食の一つにしている、カバが死んだ内臓を食べる」画面がありました。

カバが日中は水の中にいるのは、弱い皮膚の乾燥を防ぐ為で、陸に上がるのは食事をする夜だけだそうです。
その為カバは殆どが水中で死ぬので、死骸は水中の細菌で腐敗が始まり、体内にガスが溜まって皮膚が破れ内臓が飛び出してくると、カバは腸を食べる事が最近の研究で分かったそうです。
草食のカバがなぜ死んだカバの腸を食べるのか、研究者は「ある程度消化された草を摂取出来るから」ではないかとの見解です。

ワニは、生きているカバは強すぎるので捕食対象と出来ないそうですが、ガスで皮膚が破れて内臓が出た死骸を主食の一つにしているそうで、人間が食べたらあっという間に死に至る状態の腐肉を食べても食中毒を起こさない体質になっているそうです。

食物連鎖から考えれば、地球上の全生物（動物・植物）が連鎖の上で成り立っている訳ですから、人間が中毒となっても、ある動物には中毒を防ぐ体質なり消化酵素を持っている。

長くなってしまいましたが、病原菌も同じ地球上の生物と考えれば、人間とも繋がりがある筈ですから、連鎖が無ければいつか生物は地球上から居なくなってしまうのを、人間の頭脳では考えられないような自然の互助体制で存続し続けるように思います。

人間の体重のうち、1Kgはバクテリアでそうです。
人に寄ってバクテリアの種類も異なるそうです。
そのおかげで食べた物を消化吸収できるのです。

ましてや他の動物では、まったく異なるバクテリアや酵素が沢山います。
牛は藁でも消化吸収できるのは、それらを分解する酵素やバクテリアを持っているためです。

肉食動物の中には人間から見て腐った肉でも平気で食べるものもいるようです。
ハエの幼虫、ウジは腐った肉やうんこの中で元気に成長します。

考えてみてください、地べたに落ちた物は汚いから食べないのは、人間だけです。
他の全ての動物は平気で食べています。
土の中から掘り出してまで食べています。

猫もネズミを取ったら食べますけど、さっきまで生きていたレアな状態で食べるから大腸菌の繁殖もないでしょう。（うちの猫たちは、ネズミも取れないほどの腰抜けお嬢様猫ですが。）

うちの猫たちは、ノラネコ上がりですが、猫用お皿に入っているキャットフードも匂いをかいで、”古いわよ”って思うときは、砂かけるマネをするんですよ。乾燥だから、腐らないはずなのに、何のイヤミなんだろう？しかし、”食べられるか、食べられないか？”　これをチェックする感覚はまだ鋭いのかもしれません。

魚をお刺身で食べておなかが痛くなったことありますか？私はありません。ちゃんと、お店の方が食品衛生法に則って料理をしてくださっているのだと思っています。

煮たり焼いたりしたものでも、これは前のお客様が手をつけなかった料理だから、次のお客様にそのまま出しても良いだろう、って、変な解釈で古いものを食べさせられたら嫌ですよね。

動物、とりあえず、うちの猫たちに関して言えば、食べて平気かどうか？は、きちんと匂いをかいでチェックしてるようですよ。ただし、乾燥キャットフードにかつお節だけですけど。