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ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

人形の芸術性について

[芸術・音楽]

以前、東京国立美術館工芸館にて、四谷シモンさんの人形を見ました。工芸館に陳列されていたくらいですから、この人形は芸術と言われるものなのでしょう。

その後週刊誌で、経済評論家の森永さんがラブドールを見学に行き、置く場所があり、奥さんが許してくれたら買いたいと言っておりました。

質問は四谷シモンさんの人形は芸術と認められているが、ラブドールはかなり技術を屈指し、細部も精巧に作られ、その職人技にも感心するわけですが、何故これは芸術になりえないのでしょうか。二種類の人形を比較し、その芸術性について論じてください。

それぞれの人形についてはYoutubeで、ご覧下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=vZd7hpByQF4

ラブドールについてはリアルラブドールで検索してください。

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回答 2件

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

既成概念こそもっとも芸術とはかけ離れた概念なので、既成概念で芸術とは何かは定義しがたいですね。愛玩用だから芸術ではないというのも、容易には納得出来ないですね。芸術自体が必ずしも売れるものではない。ということはお金がないと芸術を続けられない。だから過去の芸術家はお金持の庇護のもとに芸術を続けてきた。

狩野派も信長、秀吉の庇護の下に絵を描いてきた。狩野派以外は芸術性が優れていても注目されない。狩野派は権力者の求めるままに絵を描く。その絵が気に入られなければ自分の身分がどうなるか分からない。その絵は権力者がその権力を誇示する愛玩物と言ってもいいかもしれない。

伊藤若冲の象の絵も当時では単なるイラスト程度にしか見られないでしょう。現在は米国人のプライスさん等に評価され、芸術として認識されている。

現在、色々な会社の創業者が作ったような美術館の作品も最初はお金持の道楽で集めた愛玩品のようなものかもしれない。お金にまかせて収拾したり、税金対策で収拾した側面もあるのだろうし、彼らが必ずしも芸術をどこまで理解していたのか、周りが良いと言うから収拾したのかも知れない。あるいはもともとは森永さんと変わらないような収拾家だったのかもしれない。

ミケランジェロも当時、シリコンという素材を与えられたら、どのように裸像を作り上げたのか。

ラブドールという人形があり、作者が愛玩用に作ったのではなく、写実派の人形作家が作ったものなら芸術となるのか。愛玩用かどうかで単純に芸術かどうか判断していたら、今で言ったら芸能人のブロマイドのような浮世絵も芸術として評価されていないのではないでしょうか。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

芸術とか芸術性とかを言葉で定義する程、難しいものはない様に思います。

かって、マルセル・デュシャンと言う人が、展覧会場に便器を運び込み、「泉」と名付けて展示しようとして、物議をかもした事があるそうです。
「これのどこが芸術なのだ」と怒った時に、
マルセル・デュシャンはこう答えたそうです。

「創造的営為は芸術家のみによって行われるものではない。鑑賞者は作品に内在する特質を解読、解釈することによって作品を外の世界に触れさせ、想像的営為に貢献をはたす」
そこに置いてあるそのなにか。それだけでは「ゲージュツ」でもなんでもない。
ただ、我々がそれに触れ、そのことでなにかを考えることができた時だけ、「ゲージュツ」は活きたなにか、になる。つまり、「ゲージュツ」とは実は我々の内側で起こる目に見えない微細な変化のことなのだ、とデュシャンは言ったそうです。

私も書いたものを読んだだけで、きちんと理解出来ているとは言えませんが、芸術と言うのは
受け手の側によっても、決められる可能性のあるものなのかもしれません。

先日亡くなった立川談志の定義に依りますと、
「芸術とは、他人と共有できないようなものをだして、それが共有できた時。」と言うものでした。

一般的に考えられている芸術作品は、まず独創性があるかどうかと言う事が重要とされていると思います。

そういう観点から見ると、四谷シモン作の人形と、ラブドールとの違いはある様に思いませんか?

芸術は受け手の側からの思考も関係して来ると言えそうですので、今後、ラブドールが進化して、表現するものが多様になったとしたら、将来的に芸術と認められる可能性もなきにしもあらずだと思います。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

おっしゃるように受けての側の認識は大切ですが、受けての持つ感性、美意識、そして何よりも受け手に健全で健康な心が大切です。
デュシャンの言葉は当時の美意識に問いかけた意見であり、彼自身が芸術家とは言えないのです。談志の言葉にについては一理ありますが彼自身が芸術に到達していないので芸術を論ずるにずれがあります。

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
>談志の言葉にについては一理ありますが彼自身が芸術に到達していないので芸術を論ずるにずれがあります。

こうなると塙さんも含めて、芸術を論じることが出来る人はあまりいないということになりますが、もう少し芸術についての分かりやすい説明はないものでしょうか。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

私は、芸術とか芸術性とかの一面を判断する例として、デュシャンの話をしてみたのですが、デュシャンが芸術家であるかどうかということが問題になりますか?

談志の言葉に対しての塙 幸次郎さん の受け止め方も、少し
違うのではないかと思います。
どうずれがあるのか詳しい説明を伺えたらと思います。
芸術家にしか芸術を論じることはできないとでも?

>受けての持つ感性、美意識、そして何よりも受け手に健全で健康な心が大切です。

誰がそれを判断するのですか?
まさか、塙 幸次郎さんと言うのではないでしょうね^^。

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