「焼き場の少年」

私は満州開拓団に九州の同じ村の者たちを引き連れて家族ともども行きました。
満州国に行けば日本の村にはないような広い農地をいくらでも開拓して中国人を雇って働かせ、楽な暮らしができると言われていたのです。
ところが行って間もなく戦況は日本軍の負け戦の中、私も兵隊に加えられまもなく終戦となりシベリア抑留の後帰国したのでした。
戦地で見た光景は日本兵や日本人の死体だらけでした。
あの戦争がなければ私は旧制五校に入学して物理学を志そうとしているところでした。
私が旧制五校に行っていればアメリカよりも早く原爆の何倍も威力のある爆弾を開発してアメリカ中を焼き尽くし、今頃アメリカ人など世界のどこにもいない世界になっていたことでしょう。
戦後教育では戦争は日本の一方的で卑怯な奇襲攻撃で始まった、とされていますが
当時のアメリカはじめ欧州の列強は自国の植民地開拓にいとまがなく、その権益と資源を求めて進出するなか、日本の中国進出を阻む為に日本に対する石油その他の資源輸出を制限して、事実上の経済封鎖政策をとっていたのです。
このことは日本がポツダム宣言を受諾したとき、世界の中で唯一日本を擁護したインドの見解にもあらわされています。
今、日本人は戦後生まれの人々へ時代が手渡されていく中で、
勝ったものの下で植え付けられていく教育理論や世界観、正義感などを本当の真実はどうであったかということを遡及して考察する人がいることを望みます。
私は天皇の為に戦争に行ったのではありません。
お国の為に行ったのでもありません。
私の青春、私の家族を返して下さい。
私が今二十歳で旧制五校に行ったなら必ずや世界一の宇宙爆弾を開発して衛星から一晩で適地を焼き尽くすかもしれません。

テレビのナレーションのせいか？
もしくは別の軍帽の少年の別の写真なのかもしれません。

このテレビのナレーション
「ナレータ：今から63年前、長崎の火葬場で撮影された一人の少年。背負っているのは原爆で死んだ弟です。弟を焼く順番を待ちながら、悲しみに耐える少年。歯を食いしばるその唇には、血が滲んでいたといいます。写真を撮影したのはジョー・オダネル軍曹。・・・
・・・長崎を南北に貫く浦上川。そのほとりに下りていったオダネルは、生涯忘れられない光景と出会います。そこは火葬場でした。焼け野原を一人の少年が歩いてきました。少年は、背中に小さな弟の亡骸（なきがら）を背負っていました。
オダネル：『一人の少年が現れた。背中に幼い弟を背負っているようだった。火葬場にいた2人の男が弟を背中から外し、そっと火の中に置いた。彼は黙って立ち続けていた。まるで敬礼をしているかのように。炎が彼のほおを赤く染めいてた。彼は泣かず、ただ唇をかみしめていた。そして何も言わず、立ち去っていった』・・・・

別の少年の写真はこっち
10枚目くらいかな･･｡帽子をかぶって赤ん坊背負った別の少年が･･。
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/c45f9793732aa7e8116d123f503b3dd9