9月「吉野川」所見メモ―歌舞伎座。

歌舞伎の演目の中で1,2を争う好きな「妹背山ー吉野川」、まず幕見で3日に初見。
〇幕開きで竹本が葵太夫、愛太夫と中堅三味線コンビに驚く。二組で通すのが良い。〇菊之助の雛鳥がおっとりした風情と袖の扱いに進歩がありまず気に入った。
〇染五郎の久我之助に登場から気骨ある若侍の雰囲気があるのがよかった。
〇共に、量感やコク、義太夫物の味わいは未だ。時間が解決だろう。共に次代の父母役だ。〇梅枝の腰元が役柄超えた大きさで気になる。勉強のための配役だろう。故梅花、鶴助の役。〇萬太郎が三枚目の腰元。仕馴れない女方のせいか袖扱いが乱暴!後日に期待。〇吉右衛門の大判事登場。