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よくあるご質問

俳優祭雑感

昨日の俳優祭の昼の部に行って来ました。ダフ屋サイトでチケットを購入して。今回が2度目の俳優祭でした。
出来るだけ、贔屓筋の方々に叱られないように書きます。

一部は舞踊2題<二つ巴><石橋>
<二つ巴>仮名手本忠臣蔵の7段目と11段目を題材にした作品。化粧、衣装、装置無しの素踊。大星由良之助が芝翫。おかるが扇雀。大星力弥が鷹之資。富森助右衛門が錦之助。小林平八郎が松緑。<敬称略>
<石橋>鳶頭が又五郎。獅子は松也。巳之助。隼人。橋之助。壱太郎。児太郎。尾上右近。米吉。

二部は模擬店。
押隈販売。昨年は自由に金額を書き込み、申し込む形のオークションでしたが、今回は最低入札価格の設定が有って閑古鳥。最低入札価格は幹部俳優で40万円、中堅俳優で30万円。勘九郎さんの二人の子供の押隈で20万円。手も足も出ないのは私だけでは無いようで、九圑次さんも売り場に立ちながら、ご自分で「無茶ですよね」と。
Tシャツ販売。白い生地で左胸と右腹のところに優しい挿絵が入ったTシャツなのですが、背中に俳優祭の文字。
他に俳優祭グッズ。飲食販売。
今年の目玉は写真館。これは一部公演の石橋に出演した獅子の衣装をつけたままの俳優と記念撮影するというもので、撮影場所を2箇所設営したのですが、40名限定。2階のロビーは希望者が押し寄せ、事故が起きそうな過密、混乱状態でした。誰か転んで倒れたら圧死しそう。
新派からは水谷八重子、波乃久里子さんも販売に参加。
一時間半位の時間は模擬店に割いていたと思います。

三部は新作歌舞伎<月光姫恋暫>。菊之助、海老蔵監修。中村京蔵、山崎咲十郎作。内容は簡単に言うと、かぐや姫の物語に、謎解きによる婚活などの話題を入れ、歌舞伎らしい筋の重宝の行方探しとか、だんまりとか、暫の筋とか強引に入れ、最後は大幹部3人で締めくくる、、、まあ、この際、筋なんてどうでもいいと思いたくなる、趣向と俳優の装束、アドリブを楽しむ新作でして。
開幕が凄い。仁左衛門さんと玉三郎さんが月の宮殿での王と后で、煌びやかな衣装を纏ってのツーショット!これぞ俳優祭と感嘆。
竹林の場では女形の菊之助さんが翁役で、これが声を聞かなければ、誰だか分からなかった。媼は海老蔵さん。
ここで強引に重宝の話を入れて、その後に、昨年の新作歌舞伎の狼と羊役の獅童さんや松也さんが意味も無く、だんまりに出演。
ここから、かぐや姫の猿之助さんが登場。ワザとふてぶてしいような、乱暴に演じていて、笑いを誘う。3つの謎を解いたら姫の花婿にするということで、イケメン王子4人登場。待ってました、左圑次さん。前回の俳優祭で裸になってブラジャー着けて悪ふざけされているので、会場全体がそれを期待してザワザワ。しかし、今回は脱がなかった。会場から残念という溜息が漏れました。
あとは取って付けた<暫>の筋を強引に入れ、<関の扉>の黒主よろしく、ブッ返って、鬘を舞台上で取り替えるサービス。最後は、何故か、どうしてそうなるのか理解不能ですが、更に強引に帝の菊五郎さんと陰陽師の吉右衛門さんと、右大臣の梅玉さんを登場させ、長寿の薬を梅玉さんが富士山から撒くという祝宴で終わり。菊五郎さんが<本当は台詞覚えて忘れない薬が欲しい>と言い、梅玉さんが笑いをこらえるのに必死。これで目出度し。目出度し。

最後に、主要俳優が一列に並び、その中央で藤十郎さんが挨拶を述べ、中央上手に仁左衛門、玉三郎さん。中央下手に吉右衛門、菊五郎さん。万来の拍手の元、お開きになりました。

コメント

あつしさん

2017年03月29日 22:39

俳優祭は文字通りファンを楽しませる為のお祭ですから、演目の筋や合理性を云々するのは野暮というものでしょう。
昔は芝雀(現雀右衛門)の助六が13世仁左衛門の股を潜ったり、6世歌右衛門が旗本退屈女を演じたり、本興行ではありえないものでファンを楽しませてくれました。
押隈の価格設定は少し無理があったようですね。昔も押隈の販売はありましたがチャリティのオークションでした。6世歌右衛門の押隈があまりにも高騰して梅玉さんが抑えられたと記憶しています。
それにしても俳優祭は毎回大変な人のようで、切符の争奪戦は半端じゃないようですね。
そんな俳優祭に2度も行かれるとは羨ましい限りです。
私は来月のTVを見て現場の雰囲気を想像して楽しむことと致します。