歌舞伎は奥が深いです

歌舞伎を観だして既に40数年が経ちました。
これだけ観ていると、新作を除いてもう殆どの演目を観たつもりでいました。
しかし先日初めて観るものと出会いました。

籠釣瓶花街酔醒というお芝居は歌舞伎ファンならご存知の方も多いでしょう。
吉原の八ツ橋花魁に田舎者の次郎左衛門が人生を狂わせられ、最後は立花屋の座敷で次郎左衛門が八ツ橋他の人達を斬り「籠釣瓶は斬れるなあ」で幕となります。

と、私も思っていました。
でもその後の場面があったのです。
伊勢音頭恋寝刃の立回りを彷彿とさせる立花屋大屋根での大捕物です。
最後は次郎左衛門が恋敵の栄之丞と相対したところで幕と