春は海
一年で最も潮の引く春の大潮
磯のそこかしこにタイドプールが出現します。
その淵に腰掛けて静かに見つめていると時の経過とともに様々な生き物が姿を現します。
人影に怯え姿を隠した生き物が安心して出てくるためでもありますが、
水中の景色に慣れた脳が擬態や保護色を解析して生き物の姿を突き止めるためでもあります。

春は野山
木々の梢が赤みを帯び茶色一色だった山に生気が漲ります。
山中に腰を下ろして静かに見つめていると
シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラなど大きさが同じ鳥たちが混生群を作り
賑やかに囀りながら近くに来てくれます。
スミレの花は気が早いものは年も