歴史上の傭兵の反乱


突如勃発したロシアのプリゴジンの乱は、ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介により、とりあえず収まったようです。しかし、私はなんとなく、第二幕があるような気がしてなりません。
プリゴジンの力の源泉はワグネルというプリゴジンの私兵団の傭兵部隊ですが、古代からの世界の歴史を観れば、傭兵による反乱は時代を問わず世界各地で起こっています。中には、この反乱によって国を奪われた例も存在します。
例えば、西ローマ帝国の滅亡は、大きくは寒冷化による農作物の不作による税収の減少と異民族の侵入による軍事支出の増大によって説明できますが、西ローマ帝国の息の根を止めたのは、ゲル