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よくあるご質問

第1位 Last Date

第1位はやはり Last Date ということにならざるを得ない。このアルバムはよっさんは大好きで、大好きで、大好きな作品である。ドルフィーが去った現世にブルーノート第二作が現れることがない限り、Last Date はドルフィーの第1位のアルバムなのである。

Out To Lunch は一騎当千のメンバーによるパフォーマンスだった。それに比ぶべくもないが、渡欧したドルフィーに与えられた Last Date のレコーディングセッションをサポートするミシヤ・メンゲルベルク・トリオは、まずまずだ。いや、予想外にドルフィーに貢献している。ミシャのトリオはスリリングで、ドルフィーの覚醒をインスパイヤしている。

ミシャはセロニアス・モンクをモダンにしたようなスタイルだから、ドルフィーはこのトリオとの出会いに狂喜したと思う。何よりもこれがドルフィーのラスト・デイトなのである。

実はその後パリでピアニストの Jack Dieval の名義で Last Recording という名前でセッションを残しているが、このセッションの出来栄えがいま一つで、このラスト・デイトほどの密度や緊張感がない。ドルフィーといえども、いかに共演者が重要かということだ。だからドルフィーのラスト・デイトと呼べるのは、この Last Date だけだ。

ラジオ放送用に記録されたスタジオ・ライブ・セッションなので、音は若干レンジが狭く、遠い席で聴いているような感じだが、生放送のエアー・チェックではなく、正式な録音が残って本当に良かった。

ドルフィーは死期が近いなどとは微塵にも感じさせず、絶好調だ。アルト、バスクラ、フルートすべてで、最高のパフォーマンスを記録している。

Out To Lunch のような、革新的なグループによる切った張ったの真剣勝負ではないが、意外に珍しいワンホーン・カルテットでドルフィーを堪能できる点もまた得難い。Last Date はドルフィーの白鳥の詩と取れるかもしれないが、あまりに生々しい一人のジャズ・マンが生きた証しなのだ。


■Last Date Eric Dolphy Fontana/Limelight 1964.6.2

Vara Radio, Hilversum, Holland

PHCE-3073/24 bit remastering/Apple Lossless

Eric Dolphy (as,bcl,fl)
Misja Mengelberg (p)
Jaques Schols (b)
Han Bennink (ds)

01.Epistrophy
02.South Street Exit
03.The Madrig Speaks The Panther Walks
04.Hypochristmutreefuzz
05.You Don't Know What Love Is
06.Miss Ann

When you hear music, after it's over, it's gone in the air, you can never capture it again.

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