「37セカンズ」を観て涙したけど…

脳性麻痺による身体の不自由をかかえながら、社会における自分を克服していく物語。主人公のセックスのことなどにも及んで結構切り込んでいく。
タイトル通り泣けたけど、突っ込みどころもあって手放しには褒め難い。
それは、新たに出会う人たちがあまりにも優しすぎるという非現実。
思い立ったようにタイの片田舎まで生き別れの姉妹に会いに行くと言うくだりにはドン引きした。パスポートを取ったりの経過や旅費の事など「一体どうなってんの?」って監督兼原作者に問いたい。
まあそんな苛立ちさえなければ、もっと良い作品になっていたのでは?…と残念至極。