二十日鼠と人間 ゲイリー・シニーズ監督作品

1992年の旧作ながら、なかなか考えさせられるいい映画だった。

この作品は、スタインベックの短編小説を忠実に映画化。1930年代のアメリカ西部、流れ者の牧場労働者の話だ。

理知的で賢い性格のジョージ(ゲイリー・シニーズ)は、少し智恵遅れのレニー(ジョン・マルコヴィッチ)連れて牧場を渡り歩いて仕事をしている。二人には将来小さな牧場を持つという夢があり、ジョージはことあるごとにレニーにせがまれて夢を語り合う。

巻頭は二人がライフルを持った男たちから逃げていくシーンから始まる。何とか逃げおおせて新しい牧場で働くことになり、牧場主への夢が実現しそうになるが