ケス ケン・ローチ監督作品

ケン・ローチ監督の初期(1969年)の作品。現実に目を向けて社会の矛盾を淡々と描いた秀作だ。社会が複雑になりすぎてこんな素敵な映画が少なくなったのは残念だ。

物語は1960年代、英国ショークシャ―の小さな炭鉱町に住む15歳の少年ビリーは母親と炭鉱で働く兄貴の三ん暮らしだ。貧しい暮らしの中で新聞配達で家計を助け、様々に矛盾を感じながらもしぶとく生きている。

学校では暴力的な体育教師、独善的な校長こんな教師は昔は沢山いた気がする。中には理解を示す教師もいるのが唯一の救いだ。

そんな、ビリーは、はやぶさの子を巣からとってきて育てる。徐々に懐いていて唯一の