玄海廃炉来週にも決定 九電、地元に方針説明

2015年3月11日

 九州電力が玄海原発1号機(佐賀県玄海町)の廃炉を来週にも正式決定する方針を固めたことが十日、分かった。決定次第、立地する玄海町と佐賀県に廃炉方針を伝える。1号機は十月で運転開始から四十年を迎える。運転を続けるには原子力規制委員会への申請が必要で、安全対策にも巨額費用がかかるため、採算に合わないと判断した。


 東京電力福島第一原発事故を受け、原発の運転期間は原則四十年に制限された。ただ、規制委の審査を受け、新しい規制基準に適合していると認められれば最大二十年の延長が可能となる。


 延長申請の期限は七月で、九電は玄海