十五夜の夜

満月に照らされて
歩く農道
話をしなくても通じ合う
そんな仲になりました

小指をつないで黙々と歩く
仲良い事をうらやむように
鈴虫が泣き騒いでいる

歩く足音だけが響く
十五夜のこの夜に
まんまるお月さまに照らされて
歩く

交わす言葉はないけれど
やぱっぱり
幸せだわ