五行歌

反対されても
飼いたかった
ワンコと
遊び過ぎて鎖骨おり
それでも仲良く顔合わせる


野原を息を切らせて
全力で走る
まだ一匹には負けたくない
意地だけでは走れない
足が進まない

腹ら八分目は過ぎても
食べることに
人生のすべてをかけて
肥満度の黄色信号
まっしぐら


吐く息も白く
冬の星空を歩く
コートをかきあわせ
リードを持つ手は凍る
目と目を合わせながら

ワンコとの夜の散歩です。歩くのが遅い私に歩調を合わせてくれる。
早く行き過ぎると私の目を見ながら止まっているワンコです

霜が降りた田畑から
遠くに筑波さんが見える
この寒さなど
乗り越え