新派「新釈金色夜叉」

30年ぶりに新派が挑戦する文学座に書き下ろした新版「金色夜叉」をバックステージのオマケ付きで観劇してきました。大昔、昔の台本の「金色夜叉」を現吉右衛門、初代八重子で観た記憶がありますが、今度の脚本は宮本研の書き下ろしなのですがそれもかなり以前の話し!
風間杜夫、八重子、久里子夫々の適役で良い企画でした。柔らか味、いつものユーモラス、新派演技法の夫々の色合いが加味されて深刻にならずになかなか面白い仕上がりの舞台でした。鈴木の富山、英の抑制されて良い味付けになった老婆が目を引きました。
開き直って原作通り復活したら、この非情な現在にピッタリ嵌るかもしれません