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まっちゃん

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9月「新派残影」演舞場

市川月之助が「?喜多村緑郎」を継いで、劇団「新派」に加わる披露の新派公演。 S38から見続けて歌舞伎に次ぐ観劇歴のある好きな新派芝居ですが、この年月に劇界に変転色々ありました。客層の好み、調和より目新しさ、余韻より説明、感動より面白さ等、戦前の東京人の嗜好を反映し...

まっちゃん

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9月文化座「びっくり箱」両国。

文化座のカナダ戯曲「びっくり箱」を初日に観劇しました。 1985に文化座初演作品は鈴木光枝、内田朝雄共演とのことで、今回の佐々木愛さんが継続しました。初演は知らないので予備知識を持たないで拝見しました。 老女の自立と改めて伴侶と向き合うストリーで、笑い(あるあると...

まっちゃん

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7月藤山寛美27回忌新喜劇を観る!

新派、新国劇と並んで好きだった松竹新喜劇を東京で観る機会が増えた。孫の藤山扇治郎が加入して勢いが出てきたので往年の名舞台を思い出しながら観ている。 夜の部鑑賞。「夜明けのスモッグ」30年代前半の時代設定になっているが、初演が曾我廼家十吾と記録にあるのが想像つかない...

まっちゃん

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6月の新派初日に。

お誘いが有ったので、6月早々の初日の三越「新派」を観ました。 月之助加入で何と「国定忠治」を演じるのが話題。久里子主演「深川の鈴」は川口松太郎自伝的シリーズ「人情馬鹿物語」の内の短編で久しぶりの上演の並べ方でした。 「極め付き国定忠治」は、旧新国劇の十八番演目「若...

まっちゃん

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青年劇場「臨界幻想2011」

八王子、日野を中心に活動している演劇鑑賞団体「あさかわ」に入会していますが、6月例会は「臨界幻想2011」という作品を観劇しました。 30年前初演当時殆どSF扱いされたという原発作業員の被ばく隠蔽のテーマが、2011,3,11以降現実になりました。福島原発事故告発...

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文化座「反応行程」アトリエ公演?

俳優座と競演で話題の「反応行程」初日を見て来ました。友の会、サポーターの為の舞台です。耳目に入る情報以外は意識してストーリーを調べずに観劇しました。 会話、状況が余りにも現在に即した運びなので、辛い、怒りの感情制御が大変でした。しかし、若い俳優が真摯に役に取り組み...

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地人会新社「海の風景」

知人から戴いたチケットで三軒茶屋にあるシアタートラム「海の風景」を観て来ました。久しぶりの海外戯曲鑑賞の機会で未だ理解の及ばないところありますが、出演者4人がそれぞれの存在感で面白く楽しみました。リタイヤした老夫婦の微妙な会話で進んでいく話かと思っていたら、爬虫類...

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3月文化座「三婆」

文化座の「三婆」公演を観て来ました。 文化座の初演を見逃していますが、S48芸術座の初演を観ているので愛着ある演目です。この年月で、内容がかなり身に迫るようになり、福祉の後退も実感しました。 大劇場の上演はかなり見ていますが、今回の舞台との対比で時代の違い、演出家...

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3月国立「新派」15年ぶり!

絶えていた国立の「新派」公演を観た。 「遊女夕霧」「寺田屋お登勢」の2本立で、それぞれ花柳章太郎、初代水谷八重子の得意演目「10種」から選ばれた。S38以来の新派歴の身として思い深い演目だ。 「夕霧」映像の花柳、初代八重子の初演、?八重子の初演、文学座の大地喜和子...

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S48記録映像「婦系図」至福!

新派が15年ぶりに国立劇場公演に登場するせいか、定例の「公演記録鑑賞会」も今月はS48「婦系図」公演からの抜粋上映になった。リアルタイムで観ているので感動再来。 現吉右衛門が30歳前に初代水谷八重子と共演し、明治の青年の苦悩と恋を見事に演じきった名舞台だった。ほぼ...

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12月演舞場「舟木一夫」

71歳の舟木一夫が今年も演舞場で座長公演を開いてます。 お芝居は「気ままでござ候」と「シアターコンサート」2本立、一カ月公演です。 勝小吉の痛快時代劇には水谷八重子、林与一、葉山葉子、曾我廼家文童、英太郎が適材適所で好助演してます。亡妹が少女時代からのファンなので...

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11月文化座アトリエ「イーハトーブの芝居小屋」

文化座アトリエ公演で、宮沢賢治の「イーハトーブの芝居小屋」を観て来ました。 30年前に上演したそうで、若手総動員の再演ということです。 「註文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシュ」「ポランの広場」を若手が肉体、歌を駆使して演じました。初舞台組を含めて熱演の初日でした...

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文化座「幽霊さん」佐々木愛ひとり芝居

両国シアターXで、佐々木愛ひとり芝居「幽霊さん」を観ました。 定評ある佐々木愛のひとり芝居ですが、70歳超えての挑戦で東日本震災の遺族の老女役でした。秋田、岩手の温かい方言で、哀しみとそこを明るさで支えた老女が生き生きと表現されていました。作、美術「司修」演出、音...

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6月新派の現実!

?八重子、久里子揃えた三越劇場の新派公演を観て来ました。 「十三夜」「残菊物語」の演目は共に初代八重子の舞台が鮮やかに脳裏にありますが、人材払底、後継問題が露呈して長年の新派劇ファンとしては辛い観劇になりました。 立松昭二、伊藤みどりの父母、柳田豊の?菊五郎の努力...

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名脇役、一條久枝さん逝去。

劇団新派の名脇役、一條久枝さんが94歳で亡くなりた。 30年代に歌舞伎を凌ぐと云われた新派の揃った名優最後の人の退場です。 明治期に歌舞伎の対抗して発生した新派劇は、独特な演劇スタイルを時代と共にあ確立して後の新劇とも違う演劇になりました。明治〜大正〜昭和30年代...

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「十二人のk怒れる男たち」俳優座プロデユ―ス公演

戯曲も、映画も存在を知りながら機会がなくて見なかった「十二人の怒れる男たち」をとうとう観ることが出来ました。 八王子に拠点をおく演劇を見る会「あさかわ」の定例観劇例会でした。まるで目撃しているようなリアルさと自然な演技ですっかり劇の世界に引きつけられました。 想像...

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文化座「稲葉小僧」アトリエ

69年ぶり再演という文化座「稲葉小僧」という三好十郎戯曲を観た。戦後すぐ上海帰りの男が場末の医院に昔の女を訪ねてくるのが発端で、登場人物の戦時中の経歴は会話以外に説明されていないが、舞台背景に色濃く戦争が影を落としている。 たまたま再会した昔の女の子供を輸血で救っ...

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青年座「をんな善哉」

演劇鑑賞会例会で青年座公演「をんな善哉」を観ました。 往年の日比谷芸術座の女優劇を再現したような懐かしい舞台でした。圧倒的多数の中高年婦人層の共感を得る身近な題材の上、明るい高畑淳子のキャラクターで楽しい舞台になりました。 フト見せる表情にこの年代の女性の揺れる心...

まっちゃん

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18回「みつわ会」久保田&川口

久保田万太郎戯曲を年一回上演するみつわ会が、今年は2回目公演を12月に上演しました。 大鳥れい、市川春猿という異色の出演で、川口松太郎作「遊女夕霧」久保田万太郎のラジオ劇を舞台化3演目の「舵」という並べ方での企画です。多分、私が知る限りみつわ会で久保田作品以外の上...

まっちゃん

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11月新派公演「勘三郎追善」

2代の中村勘三郎追善とあって、久々新派公演が演舞場で催されました。 「鶴八鶴次郎」「京舞」2演目の昼夜同一公演は演者には精神的に苦しい的に苦しいでしょうが、 勘三郎家には新派所縁の芝居なので良い企画です。この機会に、日本らしい余韻ある演劇を是非若いひとに観てもらい...