18回「みつわ会」久保田&川口

久保田万太郎戯曲を年一回上演するみつわ会が、今年は2回目公演を12月に上演しました。
大鳥れい、市川春猿という異色の出演で、川口松太郎作「遊女夕霧」久保田万太郎のラジオ劇を舞台化3演目の「舵」という並べ方での企画です。多分、私が知る限りみつわ会で久保田作品以外の上演は初めての試みでしょう。
「遊女夕霧」劇団新派の大事なレパートリーで、上演頻度も多い作品。文学座の大地喜和子、劇団「朋友」位しか他では上演の記憶にない作品です。今回は後半の悟道軒円玉家の場だけで、オーソドックスな演出でした。女房以外演技の質が演出に合わないので習作程度の成果です。
「舵」は戦後