192 鳴石

鳴石
鳴石は鉱物名では有りませんが、内部に空隙を有する岩塊で、振れば空隙中の砂や小石が音をたてるものとの事です。
鈴石とも言われています。
私が滋賀県で見つけた鳴石は古琵琶湖層の一つである礫を含んだ層で内部に空隙が有る褐鉄鉱などで出来た塊で見られました。
露頭が雨などで表面の粘土が流されその露頭に突き出るようにして見られ、又、露頭の下に転げ落ちていました。
地層より取り出した時は、振っても音はしませんが、しばらく乾燥させておくと、此の石を振ると「シャラシャラ」と音がするので、「鳴石」と言われるそうです。
大きなものは数十cm程で小さな物は数cmで球状だけ