鑑定小札

今日は、珍しい物をお目にかけます。これは、私の愛刀、備前康光に添えられていた本阿弥の小札です。折紙はよく見ますが小札は、私も初めて見ました。
表は、鑑定銘と、その代付け。裏は干支と「本」の字の角印。寸尺の記載は無く、直接刀に付けられていたようです、そのため、下げ札とも呼ばれていたとのことです。
本によりますと、金5枚以上は折紙、それ以下は小札を発行したそうですが、いずれも本阿弥家の合議によって決定されていたそうで、それなりに権威があったようです。
 さて、裏に癸未(みずのとひつじ)と干支の記載がありますが、いつでしょうか?
調べてみますと、寛永20年、元