【古川美術館/為三郎記念館】『濱田樹里 日本画展 ~ 昇華の天地』『磯野宏夫絵画展 ~ 永遠の森 Eternal Forest』を鑑賞する会

このイベントは終了しました

【古川美術館/為三郎記念館】『濱田樹里 日本画展 ~ 昇華の天地』『磯野宏夫絵画展 ~ 永遠の森 Eternal Forest』を鑑賞する会
開催日時:

開催場所:愛知県古川美術館 地図を見る

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コミュニティ お気楽ミュージアム
主催者
カテゴリ 展覧会
タグ
  • 日本画
  • 展覧会
料金
  • 1000円
料金用途 当日入場料
参加人数 5名
募集人数 6名 受付終了
最小催行人数 3名
対象 コミュニティメンバー
開催日時
開催場所 愛知県古川美術館 地図を見る
募集期間
イベント内容 自然をテーマにしたふたつの展覧会を鑑賞します。
当日は14時から濱田樹里さんによるギャラリートークが開催されます。

◎集合時間/12月8日(金)11時
◎集合場所/古川美術館ロビー
◎スケジュール/11:00 『濱田樹里 日本画展〜昇華の天地』鑑賞
        12:00 『磯野宏夫絵画展〜永遠の森』鑑賞
        13:00 ランチ(キッチンアラグサ)
        14:00 濱田樹里ギャラリートーク参加

濱田樹里 日本画展 ~ 昇華の天地」「磯野宏夫絵画展 ~ 永遠の森 Eternal Forest」
https://artsticker.app/events/17099

古川美術館/為三郎記念館
https://www.furukawa-museum.or.jp/

キッチンアラグサ
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230106/23006430/dtlrvwlst/

イベントレポート

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情熱的な赤、静謐さを感じる青
建物も含めて2つの対照的な展覧会とても良かったです
この趣味人の楽しみ方のひとつだと思う、文字•文章を読んで楽しむ方法で、じっくり時間をかけて各人の感想を 参加者伝言板で教えてもらえる事…… 今それが、とても気に入っています m(_ _)m

さん

今回のイベントでは、ふたつの会場で「自然」をテーマにしたふたりのアーティストの展覧会を鑑賞しました。どちらも自然のあり方が鮮烈に表現されていましたが、その表現手法が極端なほどに対照的だったことが、とても興味深かったです。
濱田さんの作品はご自身が幼少期にインドネシアで育ったという影響から、身の回りに常に存在していた植物を近視眼的に生々しく捉えた作風だったことに対して、磯野さんの作風は大自然を外から俯瞰するように眺めた、おおらかさが持ち味といえる作風でした。
色使いも生命感溢れる濱田さんの赤に対して、磯野さんの作品は清涼剤のような清々しい緑や青がテーマカラーと対照的。また、濱田さんのような作風であれば、油絵具で洋画として表現した方が相応しいように感じましたが、帰国子女でありつつも、日本人としてのDNAが日本画として表現することを選ばせたという決意の潔さも印象的でした。
ぐりーんさんが述べられているように日本画といえば、花鳥風月がモチーフのやさしいイメージに慣れ親しんでいるものですが、今とこれからを生きながら新たな表現を模索していかなければならないアーチストが過去にとらわれているだけでは前に進めません。今を生きるアーティストの覚悟を垣間見ることができた濱田さんの作品群でした。

名都美術館の新所蔵の作品が現代アートだったので、これが「日本画」?とかねてから疑問でした。それが濱田樹里さんのダイナミックな作品に出会ってさらに疑問がわき、帰宅後調べてみました。
美人で有名な日本画家、松井冬子さんの紹介文に
「絹に岩絵具で描くという古典的な技法を用いながらも、コンセプトは現代美術という、日本画の新たな表現を追求している」とあり、
ああそういう時代なんだとやっと納得しました。
山種美術館のホームページにも「…日本画とは何か、また日本画と洋画の区別が、はたして絵画表現にとって有効なのか、と問われ続けています」とありました。

私は昔ながらの「日本画」、花鳥風月美人画が一番好きです。
特に現代は悲惨な事件で覆われているから、せめて芸術の中では
できるだけ美しいもの、面白いものを観たいのです。

ところで、磯野宏夫さんの作品は「日本画」のような美しい作品でした。以前誰かが「森と深く関わっていた縄文時代は1万年も続いたので、その時代の記憶はDNAに残されており、だから日本人は森の中にいることが心地いいのだ」といっていました。その言葉通りやはりこういった絵画を見ると、とても心地いいです。

今回は対称的な作品に出会い、心に残る展覧会でした。

参加者専用伝言板

公開伝言板

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