今回の展覧会は河原田邸と絹彩画、ダブル主演という趣きのイベントでした。河原田邸は国指定の文化財という一面はありますが、邸内のインテリアや調度品の数々が自分が子どもだった頃の昭和時代にスッとタイムスリップさせてくれる特別な空間なのです。
木箱に納められたアイロンなどの家電製品から小さなグリコのおまけまでが丁寧に陳列されていたり、レトロモダンな照明器具や応接セットの佇まいなど、懐かしさに浸っている流れで自然と絹彩画が目に入ってくるように展示されており、そのまま作品に魅入ってしまうという感じです。絹彩画が放つ色彩と優しい風合いは日本家屋のインテリアにごく自然になじんでいました。
作家の前野節さんは私たちの訪問をとても喜んでくださり、過去に北陸地方の古い街並みをモチーフにして作品を制作された経緯もあり、ご自身の作品集やカレンダー、絵葉書を定価から格安に値下げして被災者への募金に充てていると伺ったので、私たちも喜んで協力させていただきました。
作品を鑑賞した後は外に出て、河原田家のご主人が家屋にまつわるこれまでの歴史やお庭の様子をご案内してくださいました。文化財を維持していくご苦労な面のお話も伺いましたが、これからもできるだけ長く存続させていただいて、また新たな作品展を開催していただけたらなという思いとともに会場を後にしました。

とても楽しい一日を過ごすことが出来て
心も　お腹も　大満足！！
管理人のアキ*さんの　いつもの　心遣いに感謝です

美しさは思っていたのの倍以上
精密さは10分の一以下の　細〜い　こまか〜い線で
絹彩画　って何て繊細なんでしょう……
今どきの着物の布と、昔の古布を使う場所をきっちり吟味して
絵画以上に素晴らしい物を観せてもらえました
連れて行ってくださり、ありがとうございました😊