坂木司著「ホテルジューシー」

私(柿生浩美)は夏休みのある日、情報誌を見ていて石垣島のプチホテルがバイトの募集をしているのを知り直ぐに応募して採用になった。

働き始めると直ぐに貴女は優秀だから、那覇のホテルの応援に行って欲しいと要請されて私は不承不承那覇に行くことに。

ホテルの名は「ホテルジューシー」で国際通りから中に入った寂しい道ばたにあり古い草臥れたビルだった。
オーナーは隣の喫茶店兼バーにいた。いつもそちらにいてホテル業務は私任せ。

ホテルは6階から上で。3部屋あった。
私の住まいは5階にあてがわれた。
住み込みは私一人。仕事の内容はホテルの受付、電話応対されに食材などの