もうひとり夫が欲しい

もうひとり夫が欲しい(パク・ヒョンウク、蓮池 薫訳)
北朝鮮に拉致されていた蓮池 薫訳に興味があって読んだ本

ドライで自分の欲望のままに生きている妻が「もうひとり夫が欲しい」と、夫に言う。 妻にぞっこん惚れている夫は屈辱的な妻の言い分を拒否できないでいる ずるずると 夫婦の関係は続いて行く。

この話、妻を夫と変えても成り立つが、男尊女卑の韓国だから、妻が主張しているところが面白い。 これは超現代的な若者の世界の夫婦間の生態をテーマにした小説だが、現実にもありうる。 もちろん、二人の夫を正式に持てるわけではない。 いわば 公認の浮気と言うことになる。