放浪の詩人 金子光晴の人生

放浪の詩人 金子光晴の人生

 この日記はジョホールバルを旅した頃の続き;
 金子光晴(1895〜1975、弟に詩人小説家 大鹿卓)は放浪の詩人と言われているが、彼の人生は実に興味深い。

 比較的裕福な家庭に生まれている。 子供の頃から無計画で、放浪癖はあり、小学生の頃、アメリカに行こうと、友人を誘って家出している。 青年時代に遺産が手に入って それで放蕩と言われるような生活をしている(子供のくせに 吉原へ行って、追い返された)。

 暁星中学を出て、早稲田大学の予科に入学するも 自分に合わないと中退する。 つぎに慶應大学に入ったが、また中退し