京の花菜(はな な)の品種は伏見寒咲きなたねが中心である。開花寸前のつぼみは辛子和えや汁の実、おひたし、漬物などに調理され、ほろ苦い味わいとともに春の香りを楽しむことができる。
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「菜の花畠に 入日薄れ 見わたす山の端 霞深し…」
文部省唱歌「おぼろ月夜」にも歌われる菜の花は一つの品種ではなく、ダイコンやハクサイなどアブラナ科アブラナ属の栽培植物の総称です。
ブランド京野菜に指定されている「花菜」は伏見寒咲き菜種で、戦前には切り花用として栽培されていました。短い軸の先に花のつぼみがぎゅっと詰まって
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