東京文化財ウィーク 旧多摩聖蹟記念館

京王線聖蹟桜ヶ丘は明治天皇が兎狩りや鮎漁に何度も訪れた、お気に入りの地だったという。「聖蹟」とは天皇の行幸地を指す。
宅地化の波を免れて残された里山が、桜ヶ丘公園として整備されている。その中心に位置しているのが、旧多摩聖蹟記念館だ。

竣工は昭和5年、設計者は関根要太郎(初めて知った)。
聖蹟桜ヶ丘駅から永山駅行きバスで記念館バス停下車。すぐ先に桜ケ岡公園の入り口。住宅街から緑濃い林への変身が素早い。
気持ちの良い散策路を行くと、突然3層のケーキのような建物(の後ろ側)が現れる。正面に回り込むとスペイン瓦を乗せた列柱が建物を取り巻く。古代ギリシャ、ローマ