関西の近代建築を巡る 京都旧府庁舎

竣工は明治37年、昭和46年まで京都府庁本館として利用されていた。現在でも一部は執務室として使われている。
設計はハリストス正教会と同じ松室重光。

バルコニーを持つ1階屋根を中心に、左右対称の両翼を持つ、重厚なルネサンス様式の建築。竣工当時の姿をとどめる官公庁建築として、日本最古のもの。重要文化財指定は平成16年。

2階の東南角には知事室があり、歴代24人が利用した。私の年代では蜷川さんが親しい感じ。

議場は一時、情報センターとして利用され、大幅に改修されたが、旧本館110年を記念して竣工当初の姿に戻された。