関西の近代建築を巡る 旧甲子園ホテル

昭和5年竣工、設計は自由学園明日館で知られるライトの弟子、遠藤新。当初は周辺の高級邸宅地の社交を担うホテルとして開業したが、太平洋戦争のため昭和19年に海軍病院に転用された。
戦後は米軍の将校宿舎やクラブとして利用され、米軍が引き上げた後は大蔵省の管理に移る。昭和40年、現在の教育施設に譲渡されて以降、荒廃した建築に数度の改修工事が施されている。

見学には専門のスタッフ(教授らしい)が付き、建築の見所や歴史について「熱く」語って下さるのだが、学生たちはこのキャンパスしか知らないので、ここで学ぶ幸福について鈍感です、と嘆きも。
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