新潟市江南区 北方文化博物館

前の訪問は十数年前。新潟でのどぐろを楽しむツアーに参加したときだ。何の予備知識もなく訪問し、規模と品格に圧倒されたっけ。

伊藤家は、江戸中期、農業の傍ら藍の商売で財を成し、その後金融、倉庫、貿易業などに分野を広げ、明治時代末には新潟県一の大地主となった。
明治22年、8年の歳月をかけ、現在残る大邸宅が竣工している。

終戦直後の農地解放には、広大な山林を所有していたため、大きなダメージを受けていない。
また、接収に現れた進駐軍の将校と、伊藤家の当主がアメリカ・ペンシルバニア大学の同窓生と判明し、博物館として邸宅を活用しようとする意志を応援してくれるとい