夕立ちの漢詩

厳しい残暑が続く中、皆さんお元気ですか?
猛暑の中でほしいのが、突然ザア−ツと降って、サッと止む夕立ですね。
そこで、今月は蘇軾が謳った名詩「望湖楼酔書」をお届けします。この詩は杭州の西湖の辺にある望湖楼で酒を飲んでいた蘇軾が突然やってきた夕立の様を酔いの勢いを得て一気に書き上げたもの、と言われております。
皆さんも、夕立を見られたら、どうぞこの名詩を思い出し、口ずさんでみて下さい。
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<漢詩原文>
望湖楼酔書   蘇 軾

黒雲翻墨未遮山
白雨跳珠乱入船
巻地風来忽吹散
望湖楼下水如天

<日本語読