古典文学を読んでみる・その3(伊勢物語)続き

以上、ある男が身分の高い女に恋をして、駆け落ちしようとしたが失敗し、都落ちするという話しである。これをある架空の人間を主人公とした単なる物語として読むということが、伊勢物語を読むということなのではないか。何の知識も無くて伊勢物語に初挑戦する人はこういう読み方をするだろう。で、それで面白いのか?と思う。例えば、我々が普通の小説を読む、何の事前情報も無くてその小説を読む。それは面白い時もあるし面白くないときもある。それと同じように伊勢物語を読んだとしたらどうか。面白いと思わないだろうというのがわたしの率直な実感。

何を言いたいかと言えば、伊勢物語を楽しむた