《石川島・佃》現地調査

 隅田川に架かる永代橋から南に目を向けると、正面に見えるのがタワマンが林立する《石川島》です。かつては江戸湊を防衛する機能を持っていたそうですが、今は大規模な再開発で『大川端リバーシティ21』に生まれ変わっています。

 バブリーな姿に変貌した石川島から狭い橋を歩きました。小さな運河が下を流れています。向こう岸に渡った時、目に飛び込んできたのは江戸時代から栄えた漁師町の面影でした。
 豪奢なタワマン群の陰に、昔の風情が漂い、時間がゆったりと流れているような《佃》の町が佇んでいました。

 建ち並ぶ木造の古い家々、八角形の神輿を所有する古い神社、小舟が繋が